インド旅行記17 アーグラからデリーへ
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インド旅行記17 アーグラからデリーへ
インド旅行記16では202/01/03の晩御飯の様子を書いた。
KING FISHER?
Raddison Hotelで朝食をとった後、水を買っておきたいと思いホテルの外にでる。昨日お世話になったCakery & Bakeryは朝10時開店の様子。ホテルの外に出た段階で9時45分ぐらいだったのでまだやっていない。
ホテルの北側に出てお店何かないなーとキョロキョロしていると、近くの木にカワセミっぽい鳥を発見する。
日本で見たことのあるカワセミの倍ぐらいの大きさだけど、カワセミっぽい鳥を発見。頭が茶色いので違うのかも。
昨日飲んだKING FISHERのビールのラベルと見比べるとちょっと違うけど、まぁまぁ似ている。(和名:カワセミ=英名:KING FISHER)
KING FISHERことカワセミっぽい鳥を愛でていると、今度はリスを見かける。
米の料理が道端に打ち捨てられていた。なぜここにビリヤニっぽい食べ物があるかも気になるが、それをリスが食べているのもなかなかに新鮮だった。
リスって豆を口にいっぱい頬張って食べるんじゃないの?って思ってた。でもある意味米も豆も似たジャンルじゃないか?って言われたらそうかもと思ってしまう。だからきっと米を食べるリスも普通なんだろう。
そんなこんなでカワセミ風の鳥とリスを愛でつつ、うろついていると水を売っている出店というか、屋台というかそんな移動式ショップがあったので、水を買った。
ちなみにカワセミっぽい鳥を指さして、「KING FISHER!!」ってテンション高めに言ってみたけど、あまりショップの人には響かなかった。見慣れているのかもしれない。同行者はそこら辺にいるおじさんとKING FISHERについて話していた。レアな鳥なのか?みたいに聞いたらそんなことはない。と言われたらしい。
お水を買った後はホテルに帰って、荷物をまとめチェックアウトする。
この日はアーグラからデリーへ電車移動する日だった。Agra Cantt駅からの出発予定時刻は15:05だったのだけどホテルを出たのが12:00だった。なんならホテルのロビーでしばらく時間をつぶそうと思ったのだけど、チェックアウトしたせいかWifiはつながらなくなり、なんかスタッフの視線が気になってしまい、時間つぶしはほとんどできなかった。
Red Fortに行ってみるのも良いかもと思ったが、荷物をもっていくのも嫌だし、電車の到着時間を気にしての観光はいまいち楽しめない気がする。
ということで、Google Mapにて近くにTDI Shopping Mallというのがあるらしいので行ってみることにした。
TDI Shopping Mall
宿泊していたRaddison Hotelから徒歩10分ぐらいでいけるTDI Shopping Mallを目指すことに。
Google Mapのクチコミを見てみるとまぁひどい。
星1つってそんなことはないでしょう。ちょっと神経質な人がボロクソに書いているだけでしょうと思っていた。
行ってみるとテナントはほぼ営業していない。人もほぼいない。口コミの通り廃墟だ。
天井のほうの格子状の屋根には鳩が数羽 とまっていたぐらいだ。写真には2人ほどインド人っぽい人が写っていたけど、なぜこのほぼ営業していないモールにインド人がいるの?って思った。観光客ならまだわかるのだけど…。
びっくりするぐらいなーんもない。敷地内にマクドナルドがあるのでそっちに行くほうが多分まだよい。
ちなみにこのマックにも行ってみたのだけど、激混みで座るところがなかったのと、大してお腹が空いていなかったのと、Wifiの利用ができなかったことから、何も注文せず出てきた。
店内にはでっかいタブレットみたいな注文用の端末が2台用意されていた。客はその端末で注文するシステムだったので、とても注文作業がスムーズなように見えた。日本にも導入すればよいのに。
結局近くで時間つぶすこともできないので、だいぶ早いけど駅に向かって、駅のホームで待つことにした。
Agra Cantt駅へ
Agra Cantt駅に到着した。
入り口を目指して歩いていくと、駐車場に停まっているバイクに角を押し付けている牛を発見。ブレーキレバーの丸い部分で頭のかゆいところをかいているような仕草だった。バイクの持ち主も牛を邪険に扱うこともできず、困っていた。結局うまくバイクを後ろに下げてかわしていた。
駅に到着した時点で13:45ぐらい。目的の電車はAgra Cantt駅を15:05出発予定だったので、結構時間がある。
とりあえずホームに向かおうとすると、ラウンジを発見する。
2時間の利用で400ルピーのところ100ルピーになるディスカウントがされていた。
電車の到着まで大体2時間ぐらいでちょうどよい。利用することにした。
Exective Loungeの中は1人掛けのソファーが全部で30~40席ぐらいあった。座席の横にはコンセントもあった。(場所によってはうまく充電器が動かないコンセントもあった。)
利用客は5人ぐらいしかおらず、比較的ゆったりと過ごせた。
追加料金を払うと、シャワーやスイートルーム、食事などもできるようだった。
シャワールームはあまりきれいではなかった。シャワー二日間ぐらい浴びていなくて、どうしてもとなったら浴びるかもだけど、ちょっと躊躇する感じ。
トイレはまぁこんな感じかなという印象。個室のトイレは思ったよりきれいだった。
入り口のところにコーラやスナック菓子が売っていた。750mlぐらいのコーラを買って飲んだ。40ルピーだったか70ルピーだったかそれぐらいだった。
ラウンジ内にはFreeWifiの掲示もあったが、つながらなかった。フロントの人に「つながらないよ。」っていったら、「今日は無理だね」と言われた。じゃあしょうがないか…。
ラウンジ内には、電車の運行状況が大きめのディスプレイに表示されていて、私が乗る電車は20分遅れぐらいで運行しているようだった。
到着時間が近づいてきたので、ラウンジを出る。
Agra Cantt駅のホーム
ラウンジがあったホームと今回乗る電車が到着するホームは違うので、坂を上がってホーム間を移動する。
線路に降りてごみを拾っている人がいた。なんで線路上にこんなにごみが落ちるのかよくわからない。でも袋に割とたくさんごみが入っているっぽかったので、めちゃくちゃごみ捨てられてるんだろうね。
線路上にはサルもいた。ゴミをあさって食べ物を取ろうとしていたのかもしれない。でっかいネズミもいた気がする。
売店もあり、スナック菓子や水やチャイなどが売られていた。チャイのいい匂いがしていた。
トイレもあった。入り口の人に5ルピー払って利用させてもらった。
男性用小便器は普通ぐらいのきれいさだった。
個室のほうは便座が結構汚かった。緊急事態以外ではあまり使いたくない感じだ。
シャワー室っぽいのもあったけど、使えるのかはわからなかった。
乗る電車の車両番号が駅のホームの上部に記載されていたので、乗るべき「H1」の表示のところに移動しておく。駅によっては上記の表示がない場合もあるらしいのであってよかった。
SAMTA EXPRESS
今回Agra CanttからNizamuddin 駅まで乗ったSAMTA EXPRESSという車両は寝台の車両もあった。せっかくなので、寝台車に乗ることにした。
Cabinという席とCocoonという席が選べたのだが、おそらくCabinが四人用、Cocoonが二人用っぽかった。乗るべき部屋に行ってみると、男性が一人寝ている。
あれ?間違ったかな。と思って部屋番号を見るとあっていそうだった。間違っているかどうか聞くために声をかけて起こすと、あわてた様子で外に出て行った。
多分ベッドメイキングをするお掃除の人が疲れて休憩していたのだろう。
部屋はこんな感じだった。2段ベッドと小さなテーブル。窓と各種照明のスイッチという感じ。
入り口の壁沿いに上のベッドへ上る階段がある。かなり幅は狭い。
入り口のドアには鍵をかけられる。またドアの窓にカーテンもついているので、中をのぞかれないようにもできる。
乗ってしばらくすると、ベッドに敷く用のシーツと枕カバーが持ってこられる。あと、予約の確認のために車掌さんみたいな人が現れる。予約を印刷した紙を見せようとしたら、OKっていって去っていった。日本人はもしかしたらこの車両には1組しかいないとかそんなんだったのかもしれない。
部屋を出てすこしいくと、トイレと手洗い場がある。
トイレは水で床がちょっと濡れていて微妙な感じだった。走行中はそこそこ揺れるので、用を足すのはむずかしいかもしれない。駅に停まっているときに行くほうが安全かも。
30分に1回ぐらい、「チャイチャイチャーイ」って言いながらチャイを売りにくるおじさんと、多分お菓子系の食べ物を売りに来るおじさんがいる。
せっかくなのでチャイを買ってみる。
ちっちゃい紙コップになれた手つきでおじさんはチャイを注いでくれた。10ルピーだった。
部屋の中が少し寒かったのであったかいチャイがかなりおいしく感じた。
道中眠っていればすぐ着くかなと思っていただけど、寒かったのとあまり慣れていないので寝られなかった…。
到着予定時刻は18:10だったが、遅延が発生してNizamuddin駅に着いたのは20:00だった。インドで電車に乗るときは大幅に遅れることを考慮して計画を立てたほうが良いと思う。
この後は駅でUberでタクシーを探し、ホテルまで移動した。
寝台列車なかなか楽しかった。またデリーからアーグラへ移動する際には電車移動してもよいかも。ちなみに寝台列車では行きの時のようにご飯は出なかった。
泊まったホテルはShangri-la EROS New Delhiだ。ホテルの記事はこちら。
旅行記18へ続く。