インド旅行記7 ガンジス川・プージャ
インド旅行記7 ガンジス川・プージャ
旅行記6ではバラナシの空港からホテルへの移動について書いた。
ガンジス川へ
2023/12/31だからなのか、いつもこうなのかはわからないが、ホテルからガンジス川までの道はめちゃくちゃ混んでいた。
途中から道路に車は入れないようになっていて歩行者天国状態だった。左側通行で道路は中央分離帯で仕切られていた。車止めをすり抜けてスクーターは構わず侵入してくるし、なんならクラクション鳴らしながら逆走してくるというなかなかにカオスな状況だった。
動画の道は場所でいうと下記のあたり。いろんなお店があるので普段はもしかしたら観光客向けの道なのかもしれない。
道を歩いていたら、日本人っぽいお父さんと息子さんがインド人5人ぐらいに囲まれてなにやら熱心に話しかけられていた。ちょっと心配だったけど、2分後ぐらいにその親子は我々を追い越して先に進んでいたので、特にトラブルとかはなかった様子。よかったよかった。
しばらく歩いてガンジス川に到着。
天気は曇りっぽかったし、空気はずっと光化学スモッグ的なもののせいかもやっとしていて、決してキレイって感じではないのだけど、人の多さ、船の多さ、川の周りの建物の多さとかを見るにガンジス川がいかにここら辺に住む人にとって重要なものなのかが伝わってくる気がした。
しばらくガンジス川沿いを散策した。3分に1回は「ボート?(に乗るかい?)」って声をかけられるけど、この日は乗る気はなかったので無視する。
歩きまわっていると、椅子とステージが用意してある場所を見つける。どうやらそこで「プージャ」が行われるようだ。
「プージャ」とはヒンドゥー教の儀式のことで、バラナシではガンジス川のほとりで毎日行われている。冬の時期は18時30分ぐらいから始まるようだ。
場所はDr. Rajendra Prasad GhatとPrayag Ghatというところの間ぐらいだ。
傘のような照明とアーチ状のカーテンのようなものが組まれていて、その下には小さなテーブルと絨毯がひかれた祭壇が用意されている。全部で7つ祭壇があった。
行った時には、祭壇の前に用意されていたパイプ椅子はほぼ満席で、ロープで区切られた有料席?VIP席みたいなところは空いている状況だった。
18時過ぎぐらいからプージャは始まった。
はじめに柱にくくりつけられた小さい鐘というか大きな鈴というかそんなものが鳴らされ、線香のようなものを司祭が手に持ち掲げて祈る。後半に行くにつれてだんだん煙の量が多くなっていき、後ろで流れている音楽の笛の音も激しくなっていく。
後半はみんなで手拍子しながら盛り上がっていくような感じだった。ところどころ皆で声を合わせて祈りの言葉みたいなのを叫んでいたが、言葉がわからなくてついていけなかったのが残念だ。一緒に大きな声出せたらもっと楽しめたと思う。
おそらく1時間ぐらいは催されていたのではないだろうか。最後まで見ると帰る人でごった返して移動が大変らしいので、途中で離れた。
バラナシの夜の路地を移動
プージャが行われていたところから離れて、晩御飯を食べに行く。目指すは「LALLAN HOTEL」というレストラン。チキンティッカがおいしいらしい。
プージャの開催されていたあたりは、道が狭くオートリキシャなどは使えなさそうなので、徒歩で向かうことに。
通った道はとても狭く、人ひとりがすれ違うのがやっとぐらいだ。そこをたまにスクーターが走ってくる。慣れていないので毎回立ち止まってスクーターをやり過ごす。かなり怖い。
途中セーターと帽子をかぶった山羊に遭遇。かわいい。
牛、犬に加えて、山羊もたまに見かけた。あと、サル。
山羊は飼い主がいて、比較的大切にされている気がする。家の中で飼われていたのをちょこちょこ見かけた。
牛は神聖な生き物だからかあまり手出しできないイメージ。食べ物はどうやって得ているかわからないけど、地域の皆で世話しているのかもしれない。
犬は生きていくのに必死なイメージ。とある野良犬はお腹を壊していて、下痢をしていた。お店の前で用を足そうとしたら店の人に蹴っ飛ばされていた。かわいそうだけど、店前にフンされるわけにもいかないのでわからんでもない。
サルはうまく立ち回っているイメージ。落ちている食べ物を素早く拾って高いところを移動して食べてる気がする。
動物だけではなく物乞いの人もいて、なかなかに考えさせられる。中には足がない人とかもいて、物乞いをしている。あまり日本では見ない光景だ。日本って社会保障とかめちゃくちゃ充実しているなと思う。
リキシャなどが走っている少し広い通りを渡ってまた細い道を進むことに。
通ろうとした道ではリキシャとオートリキシャがすれ違おうとして、幅が足りずにぶつかってお互いどうにもできなくなっていた。その道通りたかったけど、2台が通せんぼ状態て詰まっていたので引き返して別の道を進むことになった。日本では見ない光景だった。写真撮っておけばよかった。
LALLAN HOTELに近づくにつれて少しずつ人が増えてきたりお店が増えてきたりする。少年が後ろからなにやらしゃべりかけてくるが無視する。気を抜いたら物を盗られるか何かをされてチップを要求される気がする。基本あちらから近づいてくる人には関わらないようにする。
LALLAN HOTEL
LALLAN HOTELに到着。目の前で写真を撮るためにうろちょろしていると、中央のおじさんが入るかい?みたいなジェスチャーをしたので、うなずいて店内に入っていく。
おじさんは入り口で大きなフライパンみたいなのでスイーツを作っていた。最後に店員さんにおすすめされて食べたのだが、名前を忘れてしまった。
また入り口の横にはチキンが焼かれているオーブンみたいなものもあった。
店内はほぼ満席で、我々のために一番奥のテーブルを片付けて席を空けてくれた。
現地の人ばかりでめちゃくちゃ見られた。観光客が来ることが少ないお店なのかもしれない。
店内はあまりきれいではなかった。ちょこちょこハエが飛んでいた。衛生面を気にする人にはオススメできない。あとカトラリーはない。手でいただくスタイル。
ハエが飛んでいるのと手で食べるのを気にしない人にはおすすめ。めちゃくちゃうまかった。
ビリヤニとチキンティッカとコーラ(750MLぐらいだった気がする)を頼む。
お通しで生の玉ねぎスライスもついていたけど、生の野菜がちょっと怖かったのと生の玉ねぎがそんなに得意ではないので食べなかった。
テーブルクロスのハインツのトマトケチャップはびりびりになっていたし、ハエはちょこちょこ飛んでいたし、カトラリーはなく手で食べるスタイルだったので、結構不安だった。
でも、一口チキンティッカを食べるや、なにこれうまっ…てなって、そこから無言で黙々と食べた。
やけに周りのインド人から見られた(何なら前に座っている人は振り返って見てた)が、店員さんにベリーグッド、ベストベスト!!とかいって親指立ててアピールしてたらみんなちょっと優しい顔でニコニコしてた。
ビリヤニを手で食べるのに苦戦したけど、チキンティッカの骨でちょうどスプーンに近い形のものがあったのでそれでビリヤニをすくって食べた。同行者曰く、店員のおじさんがその様子をみてそんな食べ方あるのか。やるね。みたいな顔でうなずいてたらしい。
ちょっと足りなかったので、追加で何か食べようと思い、店員さんにオススメを聞いたら、スイーツがあるよ。って言われたのでそれをお願いする。
名前は聞いたのだけど、忘れてしまった。入り口でおじさんがでっかいフライパンで作っていたものだ。
芋なのか豆なのかそんなやつと牛乳が使われていそうだった。そこまで甘すぎず適度に甘い食べ物だった。
ここで食べた、ビリヤニもチキンティッカもスイーツもめちゃくちゃうまかった。個人的にチキンティッカとコーラの組み合わせは今回の旅行で1,2を争うおいしさだったと思う。
もしここに行くならウェットティッシュは持っていったほうがよいと思う。携帯のカトラリーセットもあったほうが楽だと思うが、あえて手で食べるのもインド感を味わえてよいかもしれない。
会計は確か二人で₹350(700円)ぐらいだった気がする。大満足だ。
もう一回いうけど、若干の衛生面と手で食べるスタイルが大丈夫な人にはまじでオススメだ。
Arati kulfi bhandar
LALLAN HOTELから比較的大きな通りにでてオートリキシャもいたけど、歩いてホテルまで帰る。
12/31のせいかわからないけど、21時ぐらいでも帰りに道には人がたくさんいてにぎわっていた。
帰る途中で、「Arati kulfi bhandar」というお店の前に人がたくさんいたので、のぞいてみる。
何やらおおきな鍋でミルク的な何かを作っていて、それをたくさんの人が買おうとしている様子。
せっかくなので、買ってみようと思い「1プリーズ」って言ったら店内で会計しろと言われる。
店内の人に外の鍋を指さして「What's that?」って聞くと少し悩んだ末「milk」って言われた。「1プリーズ」っていったら₹30って言われたので払う。するとプラスチックのコインみたいなものを渡される。それが引換券替わりの様子。
鍋の前にいるおじさんが陶器のカップにミルクを注いで、上澄みの湯葉的なものをスプーンですくって載せていく。できあがるタイミングになると、引換プラコインを持った客が殺到する。プラコインと引き換えにミルクを受け取るシステムだ。
無法地帯になるかと思いきやミルクおじさんが割と客を見ていて、比較的並んだ順にミルクを配ってくれる。(もしかしたら我々が珍しくて優先してくれただけかもしれない。)
渡されたミルクはこんな感じだ。甘さ控えめホットミルクの上にかぼちゃの種的なサムシングシードとともに煮込まれた濃厚膜が乗っかった飲み物だ。表現がおいしくなさそうだとしたらごめんなさい。
味はホッとする感じだ。甘すぎずでもそこそこ甘くもある。なんと表現したらいいのだろう…。むずかしい。少なくとも12/31のそこそこ寒いバラナシの街中を数キロ歩いた体には染みるおいしさだった。
ちなみに飲み終わったカップは近くのごみ箱に捨てる。
あんまりきれいじゃないけど、ごみ箱からあふれるくらい売れてるスイーツショップってことだよね。
興味があったらいってみてほしい。個人的にはオススメだ。
ちなみにすぐ近くにもっと混んでる「Kashi Chat Bhandar」というお店もあったのだが、あまりに混みすぎていて行けなかった。ちっちゃい器に盛られたカレーみたいなのをみんな食べていた。こちらも人気店のようなので興味がある方は行ってみてはどうだろうか。
そこからはホテルに帰ってシャワーを浴びて寝た。
その8へ続く。
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