インド旅行記8 ガンジス川で沐浴を見る
インド旅行記8 ガンジス川で沐浴を見る
インド旅行記7はプージャを見たことを書いた。
インド旅行記8ではガンジス川で沐浴を見たことを書いていく。
早朝のガンジス川へ
12/31は午後からガンジス川を少しだけ見たが、プージャを見るために長時間立って待っていたので、あまり川自体を見ることはできなかった。
01/01は朝早くガンジス川へ行っていろいろ見てみようと思ったのと、あわよくば初日の出を見られたらと思い、6時ぐらいに川へ向かってみることに。
6時ぐらいだとあたりは暗いままだった。相変わらず霧なのかスモッグ的なものかわからないものが立ち込めていて、お店や建物の照明がぼんやりと光っているように見えて幻想的だった。
歩いていくと交差点の1方向の車道が封鎖されていて、そこの横の歩道にすごく長い行列ができていた。目的地はどこかわからないけど、封鎖されている道路のほうがおそらく先頭で、最後尾はガンジス川の方のようだ。
こんな早朝から何に並んでいるのか全然見当がつかなかった。並んでいる人に聞いてみればよかったのだが、ビビって聞けなかった。
ガンジス川のほうへ向かっていく。川のほとりにはたくさんの人がいる。あたりを見渡してみると、パンツ一枚になって体をふいている人を見かける。どうやらガンジス川で沐浴をしていたようだ。
より川に近づいていくとたくさんの人が沐浴していたのか着替えをしている。インドといえどバラナシのあたりの早朝の気温はおそらく10度を下回っている。かなり寒かった。
若い人から、子供とお父さん、おじいさん、おばあさんまで沐浴をしていた。体から湯気が立ち上るぐらい気温は低い。
見に行ったあたりでは船の上に監視員みたいな人がいて、沐浴する人をライトで照らしながら事故がないか見守っていた。ロープと船で囲まれた一区画が沐浴スポットのようだ。
川には灯篭みたいなものも浮いている。供養する意味合いで浮かべているそう。以前タイのロイクラトンというお祭りでも川に灯篭を流していたのを見た。ロイクラトンでは川の女神に感謝を伝える意味合いで浮かべるようだ。川と灯篭は宗教的な思いを込めやすい組み合わせなのかもしれない。
ガンジス川での沐浴はヒンドゥー教徒にとって罪を洗い流すという意味があるらしく、とても重要なことなのだそうだ。顔洗ったり口を清めたり、体だけでなく頭まで浸かっている人もいる。木の枝みたいな歯ブラシで歯磨きする人もいる。
ちなみに沐浴する光景をみて、自分もやってみたいと思う人もいるかもしれないが、体調を崩す可能性が高いのでやめておいたほうがよさそうだ。ググるとたくさんの記事が出てくるので、調べたうえでやる場合は自己責任で。
ガンジス川を散歩
沐浴を見てから川沿いに南に下ってみる。DARBHANGA GHATという大きな建物があった。
GHATとは川の近くにある階段状の施設のことだ。川辺には〇〇GHATというのがたくさんある。
歩いていくと女性の着替える場所の案内がある。沐浴した女性はどこで着替えるのだろうと思ったが、こういうところで着替えていたのかもしれない。また来る途中に公衆トイレがあって女性のほうがやけに混んでいたが、もしかしたらトイレで着替えをしていたのかも。
歩いて行ったが女性の更衣室はこんなんだった。道沿いにポツンとあって、利用するのかなり怖そうと思った。周りには人が少なく、私が歩いている間、更衣室に出入りしている女性はいなかった。
お腹もすいてきたので、ホテルに帰ることにする。
ホテルに帰る途中、ごみ捨て場っぽいところで葉っぱを食べる牛と、ごみ捨て場から何か食べ物をとろうとしている猿をみかけた。歩いていたら、なぜか猿に威嚇された。ちょっと怖かった。
また小さな寺院みたいなところの前では、大きな寸胴でスープのようなものを作っていて、それを見ている人たちがいた。あとから調べてみたところ、どうやら炊き出しが行われていたっぽい。
この後ホテルについて朝食を食べた。朝食の様子も下記のホテル記事に書いているのでよかったら見てみてほしい。